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【乗用モアの有効活用】秋冬は肥料散布機に変身!牽引式肥料散布機HS100で1年中使える農機にアップグレード!

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※本記事にはプロモーションが含まれます。

はじめに|草刈り機は夏だけの道具じゃない?

梅雨が明け、日差しが強くなるこの時期。畑や圃場では雑草が一気に伸びて、管理が追いつかないという声をよく聞きます。特に広い圃場をお持ちの農家さんにとって、乗用モアは草刈り作業の頼れる相棒として大活躍しますよね。


夏の主力機「ラビットモアー」とは

オーレック製の乗用モア「ラビットモアー」は、草刈り専用機として多くの農家に選ばれています。高馬力エンジンによるパワフルな刈取り性能に加え、山間部や斜面地でも安定して走行できる四輪駆動設計、小回りの良さ、操作性の高さなどが特長です。

特に果樹園、茶畑、牧草地など、植栽が密な場所や傾斜地が多い場所での導入例が多く、「機動性の高い草刈り機=ラビットモアー」という評価を確立しています。


しかし、夏の終わりとともに草刈り作業は減っていき、乗用モアーも10月以降はオフシーズンに。中古でも60万円、新車では120万円以上する高価な機械が、年間の稼働はわずか数ヶ月というのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで登場したのが、オーレックが2025年2月に発売したアタッチメント「牽引式肥料散布機HS100」です。これは、乗用モアを秋冬にも活躍する機械へと変える、画期的な製品です。


Q&A 

Q:乗用モアは夏以外も使える? オフシーズンの活用法

A: アタッチメントの導入により、施肥や管理作業にも対応可能です。

従来は草刈り用途に限定されていた乗用モアも、専用アタッチメントを組み合わせることで、秋から冬にかけての施肥や園地管理にも活用できます。

Q:なぜ専用機じゃなくアタッチメントなの? コスト面でのメリット

A: 購入コストや使用頻度を考えると、アタッチメントの方が効率的です。

手押し式やエンジン式の専用散布機は、価格が約40万円前後と比較的高くなります。「牽引式肥料散布機HS100」は、すでにお持ちの乗用モアに取り付けるだけで使用できるため、導入コストを抑えられます。年間使用が限られる場合には、無駄が少なく費用対効果が高い選択肢です。

Q:肥料散布以外にも使い道はある? オフシーズンのその他の活用法

A: 肥料散布以外にも、ラビットモアーには落ち葉や選定枝の集草、コンテナを運搬する運搬機に活用できるアタッチメントがあります。

これらを活用すれば、草刈り後や選定枝の片付け、収穫時のコンテナ運搬も効率的に行えます。(記事最終項目にて、他メーカーの乗用モアーアタッチメントとともにご紹介いたします!)


新アタッチメント登場!「牽引式肥料散布機HS100」

2025年2月、オーレックは「ラビットモアー専用」のアタッチメントとして「牽引式肥料散布機HS100」を発売しました。

この製品は、特に果樹農家の「施肥作業の負担軽減」に着目して開発されました。従来の果樹園では、トラクターが入れない棚下や狭小地において、人力や歩行型施肥機での作業が主流で、作業者の体力に大きく依存していました。

「牽引式肥料散布機HS100」は、ラビットモアーの機動力と小回り性能を活かし、これまで手作業だったエリアでもスムーズな肥料散布を実現します。これにより、作業の効率化と負担の軽減が同時に図れます。

HS100の基本性能を詳しく解説

項目詳細
対応機種オーレック「ラビットモアー」シリーズ
取付形式牽引式アタッチメント(脱着可能)
ホッパー容量100L(ステンレス製・錆に強い)
散布幅約4〜6m(散布が均一でムラが少ない設計)
作業能率約2.68 ha/時間(車速6.7 km/h時)
本体構造低重心設計、追従性・小回り性能に優れ、棚下作業や狭小地でも使いやすい
推奨作業環境果樹園・棚下・傾斜地・トラクターが入れにくい場所

出典:オーレック公式リリース

商品画像をタップすると詳細ページに飛べるようになっています。


作業現場の声|果樹園や中山間地で活きる“追従性”

実際に「牽引式肥料散布機HS100」を導入した農家からは、「傾斜地や低木の棚下でも使いやすい」との評価が多く寄せられています。

トラクターが入れない場所での施肥作業では、従来のように歩行型を押す負担がなくなり、高齢の作業者にも扱いやすいと好評です。また、作業後の清掃も簡単で、ステンレスホッパーが錆びにくいため長期間の使用にも耐えられます。操作感も乗用モアと同様で、直感的な運転が可能です。


まとめ|“夏だけ”じゃもったいない!1台2役の発想でコスト削減

いかがでしたか?

この記事では、「乗用モア=夏の草刈り専用」という既成概念を打ち破る、オーレックの「牽引式肥料散布機HS100」についてご紹介しました。

使い慣れた「ラビットモアー」にアタッチメントを取り付けるだけで、オフシーズンも施肥作業に活用できるのは、コストを抑えたい農家さんにとって大きなメリットになるはずです。限られた資源で最大限の効率を生み出すための現実的な選択肢として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


最後に|乗用モアーにおすすめのアタッチメント商品をご紹介!

OREC「ラビットモアー」だけではなく、築水キャニコムなど他のメーカーの乗用モアーにも、作業をさらに効率化できる様々なアタッチメントがあります。

これらのアタッチメントを活用すれば、夏の草刈りシーズンだけでなく、一年を通して乗用モアーを有効活用できます。

 乗用モアー対応アタッチメント一覧(牽引式・機能拡張型)

以下は、牽引式を中心に、乗用モアーの機能を拡張する代表的なアタッチメントと機構です。画像をタップすると詳細ページに飛べるようになっているので、気になるアイテムをぜひ調べてみてくださいね。

1.牽引式スイーパーヒッチセット

用途・特徴対応メーカー例
刈草や落ち葉の集草・運搬。草刈りと同時に集草作業が可能。OREC

2. 落ち葉収集レーキ

用途・特徴対応メーカー例
積雪後の張り付いた落ち葉などを引き剥がし、集草しやすくします。OREC

3. 剪定枝フォーク 

用途・特徴対応メーカー例
乗用草刈機ラビットモアーに「剪定枝フォーク」のアタッチメントをつけることで、剪定後に落ちた枝をラクに回収することができますOREC

4.乗用モア専用アタッチメント 『剪定枝フォークセット』 四輪駆動用

用途・特徴対応メーカー例
剪定した後に切り落とした枝を回収するオプション部品OREC、イセキアグリ、共立など

5.スイーパー1070

筑水キャニコム 乗用草刈機用スイーパー1070 集草機

価格:225500円
(2025/8/8 10:29時点)
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用途・特徴対応メーカー例
集草幅1070mm、容量590Lの大型集草機。乗車したまま排出可能。筑水キャニコム

6.ハラックス トレーラー ミニトレ MT-1208 台車

用途・特徴対応メーカー例
アルミ製運搬車。収穫物や資材の運搬に最適。OREC、イセキアグリ、共立など

アタッチメント選びのポイント

  • 牽引ヒッチの有無:モアー本体に牽引機構があるか確認しましょう。
  • 用途に応じた選定:集草・運搬・整地など、目的に応じて最適なアタッチメントを選びましょう。
  • メーカー間の互換性:一部アタッチメントは複数メーカーに対応していますが、連結部の形状や強度に注意が必要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。