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農機具も“熱中症”になる!?夏場のエンスト原因とその対処法
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こんにちは。毎年夏が近づくと「今日はエンジンがかかりにくいなぁ」 「急に止まっちゃった!」なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか?
実はそれ、「農機具の熱中症」かもしれません。
今回は、夏場に小型エンジン付き農機具を使う際に起こりがちな不調、「ペーパーロック」や「パーコレーション」について、できるだけわかりやすくご紹介したいと思います。
突然のトラブルで作業がストップしてしまう前に、予防と対処のポイントをぜひ知っておいてくださいね。

夏の農機具、実はとても過酷な環境にさらされています
小型エンジン(刈払機、動噴、チェンソー、ブロワーなど)は、人間でいう「真夏のランニング」状態。
気温が高い中、エンジンが回り続けると、内部の温度は一気に上昇します。
そんな中で起こるのが「ペーパーロック」と「パーコレーション」。どちらも“オーバーヒート”が原因ですが、それぞれ症状も発生場所も対処法も違います。
ペーパーロックとは?
主にガソリンエンジンの農機具で発生しやすく、ディーゼルエンジンではほとんど発生しません。(ディーゼル燃料はガソリンより沸点が高いため)
原因:熱によって燃料が気化してしまい、キャブレターに燃料が届かなくなる
症状:エンジンが急に止まり、しばらく再始動できない
対処法:
- エンジンを完全に冷やす(10~20分)
- なるべく直射日光を避けた場所で休ませる
- 作業途中でも定期的に機械を休ませる
ペーパーロックが発生しやすい場所は?
①エンジンや排気管(マフラー)の近くを通る燃料配管(燃料ホース)
理由: 最も発生しやすい場所です。エンジンの熱や、特に高温になる排気管からの放射熱で燃料ホースが直接温められ、中のガソリンが沸騰しやすくなります。
確認ポイント: 燃料タンクからエンジンにつながる燃料ホースが、エンジンブロックや排気管のすぐそばを通っていないか確認してください。
②燃料ポンプ(フューエルポンプ)
理由:
■熱━━機械式燃料ポンプはエンジン本体に取り付けられていることが多く、エンジンの熱が直接伝わります。
■圧力低下━━ポンプは燃料を吸い上げるため、ポンプの入口側は負圧(圧力が低い状態)になります。圧力が低いと液体は低い温度で沸騰するため、熱と負圧の相乗効果でベーパーロックが起きやすくなります。
③燃料フィルター(フューエルフィルター)
理由: フィルターがエンジンルーム内の熱い場所に設置されていると、フィルター自体が熱を持ち、内部の燃料を温めてしまいます。また、フィルターが詰まり気味だと、その下流側で圧力低下が起こり、発生を助長することがあります。
④キャブレター(古いガソリンエンジンの場合)
理由: キャブレターはエンジンの吸気マニホールド(インテークマニホールド)の上に直接取り付けられています。エンジンからの熱が伝わり、キャブレター内部のフロート室に溜まっているガソリンが沸騰してしまうことがあります。
パーコレーションとは?
パーコレーションは、主にキャブレターを搭載したガソリンエンジンで発生する現象です。エンジンの熱によって、キャブレター内部の「フロート室」というガソリンが溜まっている部分が熱せられ、ガソリンが沸騰してしまうことを指します。沸騰によって発生した気泡(ぺーパー)が燃料の通路(ジェット類)に入り込んだり、フロート室内でガソリンがボコボコと泡立つことで、以下のような不具合を引き起こします。
※ペーパーロックが「燃料供給経路の途中」で発生するのに対し、パーコレーションは「キャブレター内部」で発生する現象、と区別すると分かりやすいです。
原因:燃料が熱せられて沸騰し、泡になって燃料供給が不安定になる
症状:
- アイドリングが不安定になる
- 回転数が落ちて止まることも
対処法:
- 同じく冷却が基本
- 日陰での作業、作業時間の分割、こまめな休憩を取り入れる。
パーコレーションが発生しやすい場所
パーコレーションは、その定義から「キャブレター」で発生します。特に、キャブレターの以下の部分が熱の影響を受けやすいです。
確認ポイント: キャブレターとエンジンの間に、黒や茶色の樹脂製の板が挟まっているか確認してください。これがインシュレーターです。インシュレーターにひび割れや損傷がないか確認し、異常があれば交換します。より厚いものに交換するのも効果的です。
①フロート室(フロートチャンバー)
理由: パーコレーションが起こるまさにその場所です。フロート室は、エンジンに供給するためのガソリンを一時的に溜めておく小さなタンクの役割をしています。この部分がエンジンからの熱で直接温められることで、中のガソリンが沸騰します。
熱源:
■インテークマニホールド(吸気管)からの伝導熱: キャブレターはインテークマニホールドを介してエンジン本体(シリンダーヘッド)に接続されているため、エンジンの熱が直接伝わってきます。
■エキゾーストマニホールド(排気管)からの放射熱: 特に、エンジンの吸気側と排気側が同じサイドにある(ターンフロー方式の)エンジンの場合、すぐ近くにある高温の排気管からの放射熱でキャブレターが炙られる形になります。
②キャブレターとエンジンの取り付け部分(インシュレーター/ガスケット)
理由: 本来、この部分には熱を遮断するためのインシュレーター(断熱材、主に樹脂やベークライト製)が挟まれています。しかし、このインシュレーターが経年劣化でひび割れたり、欠損したり、あるいは元々薄いものだと、エンジンからの熱が十分に遮断されず、キャブレター本体に伝わりやすくなります。
トラブルを防ぐ予防策
- 涼しい時間帯(早朝・夕方)に作業する
- 作業中にタオルなどで燃料タンク周辺を覆い、直射日光を避ける
- 高温時は長時間連続使用を避け、30~40分ごとに休憩を入れる
- エンジン周辺を風通しよくする(草詰まりの掃除なども効果的)
おわりに
農機具のトラブルって、いざという時とても焦りますよね。
でも、こうした“夏ならでは”の症状があることを知っていれば、冷静に対応できますし、予防も可能です。
これからの季節、農機具も人と同じように「涼しい時間帯に、休ませながら使う」ことを意識してみてください。
「今日は暑そうだな」と思ったら、まずはご自身と農機具の両方に、ちょっとした“お休み”を。
そんな小さな気遣いが、大きなトラブル防止につながるはずです。
加えて、近年は気温の上昇や湿度の影響で、夏場の草の伸び方が例年になく早く・激しくなってきているとの声を各所から聞きます。
そのため、刈払機や乗用草刈り機、手押し式の草刈り機などがフル稼働する時期ともいえるでしょう。
長時間の連続使用や高温環境は、機械にとっても大きな負担になります。
「ちょっと変な音がするな」「前より力が弱いかも」と思ったときは、早めの点検やメンテナンスを。
日頃からの状態チェックが、機械の寿命を延ばし、安全で快適な作業につながります。
どうか今年の夏も、無理のないペースで、安全第一にお過ごしくださいね。
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