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新社会人の自分に教えてあげたい…!『数値化の鬼』で仕事の進め方が劇的に変わる方法

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はじめに:新社会人だった自分へ

入社当初、マーケティング事業部に所属していた私は、毎週のMTGで飛び交う数値に圧倒されていました。 「売上」「前年比」「KPI」――。言葉の意味はなんとなく分かるものの、それが自分の仕事とどう結びつくのか、どう活用すればいいのかがまったく見えていませんでした。
そんな時に上司から勧められたのが『数値化の鬼』。読んだ瞬間、「新社会人、いや、大学時代からこの本に出会っていれば良かった…!」と思うほど、仕事への向き合い方が変わる一冊でした。
当社には「唐沢農機文庫」という、社員なら誰でも自由に借りられる本棚があります。その中から手に取ったこの1冊が、“仕事の進め方”を根本から変えてくれました!


 本の概要:『数値化の鬼』とは

『数値化の鬼』は、20万部を超えるベストセラー『リーダーの仮面』の著者・安藤広大さんによる一冊。タイトル通り、“数字に強いビジネスパーソン”になるための思考法と実践法が詰まっています。
「仕事ができる人ほど数字に強い」というビジネスのリアルをベースに、数字との向き合い方や、曖昧な表現を避け“事実ベース”で語る重要性が、具体例とともに紹介されています。


学んだこと①:%に騙されない確率のワナ

最初に学んだのは「%に騙されない」こと。
たとえば営業職で「契約率が50%です」と聞くと、「なかなか良い成績だな」と思うかもしれません。でも、以下の2人を比べてみてください。
Aさん:20件中10件の契約 → 契約率50%
Bさん:2件中1件の契約 → 契約率50%

数字だけ見れば同じ「50%」ですが、実際の商談数・行動量はまったく異なります。
このように、割合や%は「分母」がないと、印象操作が容易にできてしまいます。
『数値化の鬼』では、「この%は何分の何なのか?」を意識することの大切さが説かれています。この視点を持つだけで、ビジネスだけでなく、日常の判断力も格段に向上します。


学んだこと②:数値目標だけで満足しない

「数値目標を立てること」は重要ですが、それだけで満足してはいけません。
たとえば、「6か月で12件契約を取る」という目標を立てたなら、それを達成するために「週に何件の商談が必要か」「1日にどれだけアプローチするか」といった行動目標に落とし込む必要があります
さらに、日々の行動を振り返り、「何が良かったのか」「どこを改善すべきか」を分析する。この“数値で考える→行動する→振り返る”サイクルを回すことで、数字が意味を持ち、結果につながります。
「目標を立てただけで安心していた」頃の自分に、この章を読ませたいです…!


学んだこと③:変数を見極める

3つ目に学んだのは、「変数を見極める力」の重要性。
目標を立てて行動しても、成果が出ないことがあります。そんな時は「変えられること」と「変えられないこと」を整理することが大切です。
■ 変えられること=変数(自分の工夫や行動で変えられるもの)
・お客様への連絡スピード
・商談の件数
・資料の見せ方や提案内容
・社内での報連相の頻度
■ 変えられないこと=定数(自分ではどうにもできないもの)
・相手の機嫌や価値観
・市場や景気の動向
・過去の出来事
・社内ルールや決定事項
「変えられないこと」にエネルギーを注いでも、結果は変わりません。だからこそ、「変えられること」に集中し、リソースを投下することが重要です!


まとめ:この本が教えてくれた“数字の向こう側”

私は文系出身ということもあり、数字に対して苦手意識を持っていました。しかし、『数値化の鬼』を読んでからは、その意識が180度変わりました。
新社会人になった当初は無我夢中で目の前のことに取り組んでいましたが、「数値」は自分の行動を最適化してくれる“味方”です。
特に新社会人の方には、「数字と向き合うこと=自分の成長を加速させること」だと伝えたいです。
数値目標を立てるだけでなく、それに基づいた行動量、振り返り、改善――この一連の流れを早い段階で習慣化できるかどうかで、仕事の進め方は劇的に変わります!
新社会人の皆さん、この一冊をぜひ読んでみてください!