1. HOME
  2. 農業と農機
  3. 【2025年最新】農機購入に活用できる補助金3選!
農業と農機

【2025年最新】農機購入に活用できる補助金3選!

農業と農機

15

農業を効率よく進めるうえで、農業機械は欠かせない存在です。しかし、トラクターやコンバインなどの大型農機は高額で、購入に踏み切れない方も少なくありません。
そんなときに活用したいのが「補助金制度」です。今回は、農機の導入に活用できる代表的な補助金を3つ厳選してご紹介します。
補助金をうまく活用することで、導入コストをぐっと抑えながら、最新の農機を導入することが可能になります。ぜひ最後まで読んで、ご自身に合った補助金を見つけてください!


1. ものづくり補助金(2025年最新版)

「ものづくり補助金」は、中小企業や小規模事業者が生産性向上や新たなサービス開発のために必要な設備投資を行う際に活用できる補助金です。
農業分野でも、たとえば新しい栽培方法に対応した農機の導入や、作業効率を大幅に改善する機械の導入などが対象になる場合があります。

【補助内容】
項目内容
補助額下限100万円〜上限は従業員数に応じて750万〜2,500万円
(特例加算あり)
補助率中小企業:1/2、小規模事業者:2/3
補助対象新サービスや新製品の開発、設備導入、生産プロセスの改善など
公募期間2025年2月14日〜4月25日(申請受付開始:4月11日)
申請方法電子申請(GビズIDプライムアカウントが必要)

ものづくり補助金 補助内容

【主なポイント】
  • 単なる農機の入れ替えは対象外になることもあります。補助対象になるのは、「革新的な取り組み」や「生産性の大きな向上」が見込まれる機械導入です。
  • 申請には3~5年分の事業計画が必要で、付加価値の向上や従業員の賃金引き上げなどが条件になります。
  • 電子申請のみ対応。GビズIDプライムアカウントは事前取得が必要です。
    取得にもお時間がかかりますので余裕を持って事前に申請しましょう!

出典:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 公募要領(第19次公募)


2. 小規模事業者持続化補助金

「小規模事業者持続化補助金」は、商工会や商工会議所と連携して、販路拡大や業務効率化に取り組む小規模事業者を支援する制度です。
農業においても、「作業効率化のための農機導入」や「新商品開発・販売促進のための設備導入」などが補助対象となります。

【補助内容】
項目内容
補助額通常は最大50万円(条件により最大250万円)
補助率2/3(赤字事業者で賃金引き上げ特例を活用する場合は3/4)
対象経費機械装置費、広報費、展示会出展費、開発費、Web制作費 など
申請期間2025年5月1日〜6月13日(予定)
申請方法電子申請(GビズIDプライムアカウントが必要)

小規模事業者持続化補助金 補助内容

【主なポイント】
  • 対象は、製造業で従業員20人以下、サービス業で5人以下の小規模事業者
  • 補助を受けるには、経営計画書の作成商工会・商工会議所からの支援計画書発行が必要です
  • 特例(加算)制度あり
    ・インボイス枠:+50万円
    ・賃上げ枠:+150万円
    ・両方満たすと最大250万円

出典:小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠> 第17回公募 公募要領(第1版・修正版)


3. 経営発展支援事業(新規就農者向け)

「経営発展支援事業」は、新たに農業を始めた若手農業者(認定新規就農者)が、農業経営を安定・発展させるために必要な農機や施設の導入費用を支援する制度です。
独立して農業を始める方や、親元での就農を経て本格的な経営を目指す方にぴったりの支援制度です。

【補助内容】
項目内容
対象者49歳以下の認定新規就農者(独立・自営就農)
補助額最大500万円(補助対象事業費:上限1,000万円)
※経営開始資金受給者は250万円まで
補助率都道府県支援額の2倍を国が補助(例:国1/2、県1/4、本人1/4)
対象経費農機・施設導入、果樹の新植・改植、リース費用など

経営発展支援事業 補助内容

【主なポイント】
  • 認定新規就農者であること(市町村での認定が必要)
  • 本人負担分は融資機関から借入すること
  • 農地中間管理機構を通じて農地を借りる、または地域の目標地図に位置づけられていること
  • 親元就農者の場合は、5年以内に経営を継承し、売上を1割以上増やすなど発展性があること

出典:農林水産省『令和7年度当初予算 経営発展支援事業』概要資料


【ご注意ください】

本記事は、出典資料に基づき執筆しておりますが、制度の内容は今後変更される可能性があります。補助金のご利用を検討されている方は、最新情報を必ず各制度の公式サイト、または所轄の支援機関(商工会・市町村・農業委員会など)でご確認ください。


補助金を活用して、賢く農機を導入しよう!

今回ご紹介した3つの補助金を上手に活用すれば、高額な農機購入費用を大きく抑えながら、経営の改善・発展を実現することができます。 ただし、どの補助金にも「対象者の条件」や「事前の計画書提出」などが必要です。導入を検討されている方は、早めの準備と専門機関への相談をおすすめします。 なお、補助金申請には手続きが複雑な場合もあります。 唐沢農機サービスでは、2025年3月まで無料で補助金申請代行サービスも実施しております。詳しくは下記の記事をご覧ください。

また、唐沢農機サービスのYouTubeチャンネルでも、補助金に関する解説動画を配信しております!
少し前の内容にはなりますが、動画形式で補助金の概要や活用方法をわかりやすくご紹介していますので、文章よりも映像で理解したい方はぜひご覧ください!

最後までお読みいただきありがとうございました!
当社については、下記記事にてご紹介しています!
スキとフォローお待ちしております!